トンボ/19春「ヨネックス」千校超へ/新商品を多数投入

2018年08月06日 (月曜日)

 学生服製造大手のトンボ(岡山市)のスクールスポーツは2019年入学商戦、ライセンスブランドの「ヨネックス」で累計採用校数の千校超を目指す。橋本俊吾執行役員営業統括本部MD本部長は、「来春の採用も順調に決まっている。手応えはある」と述べ、新商品の投入によるラインアップの拡充で一段と販売を強化する。

 18年入学商戦は、自社ブランドの「ビクトリー」やヨネックスで新規採用校の獲得が260校を突破するなど、過去最高を更新した。ヨネックスは年々、販売が順調に増えていることで累計採用校数は900校を突破。自社で設備を持つ昇華転写プリントの活用により、「デザイン面が充実していることが支持につながっている」(橋本執行役員)と話す。

 ヨネックスは来春に向けて、例年以上に幅広いバリエーションの新商品を投入する。新商品ではブランドコンセプトの“学校生活におけるパフォーマンスの向上”に原点回帰し、より高級感のあるアイテムをそろえた。豊富なデザインに加え、ハーフジップタイプなど、ウエアの種類も拡充した。発表以降、「引き合いも増え、学校の評価も高い」ことから拡販に向け力を入れる。

 同社は生地全面に昇華転写プリント加工ができることから、他社と一線を画したデザイン性の高さで優位。独自の技術は色彩の再現性も高く、細かなグラデーションカラーなどにも対応でき、「学校に応じたデザインで、“らしさ”を表現できる」メリットがある。