伊藤忠ファッションシステム/シルク産業の復活支援/山鹿市で最先端の取り組み

2018年07月12日 (木曜日)

 伊藤忠ファッションシステムは、熊本県山鹿市が推進するシルク開発、ブランドを起点とした販路開拓事業をプロデュースする。同事業は、あつまるホールディングス(熊本市)が運営する世界最大の周年無菌養蚕工場を軸に、シルク産業の復活を目指して取り組んでいる。

 伊藤忠ファッションシステムでは、山鹿市内で革新的な養蚕とシルク産業を興し、将来的に全国の養蚕業と連携することで「世界に誇るシルク産業を構築したい」としている。

 山鹿市で8月4日~9月12日に行われる「シルク オン ヴァレー ヤマガ フェスティバル」で同事業を発信し、研究開発地としての認知度をアップさせる。

 会場では、アーティストのスプツニ子!氏が制作した最先端シルクを用いた光るドレスを展示するほか、山鹿市の伝統蚕糸業にまつわる各種体験イベントや関連商品の販売を行う。

 スプツニ子!氏は、東京大学RCAデザインラボ特任准教授としての顔も持つ。今回は、遺伝子組換え蚕の第一人者として知られる農研機構の瀬筒秀樹氏らと共同制作した最先端シルクの光るドレスを展示する。