トンボ/「ミラクルニット」新開発/学校のブランディング 総合支援

2018年07月02日 (月曜日)

 学生服製造大手のトンボ(岡山市)は6月26、27日に大阪で開いた「トンボスクールウエア総合展示会2018」で、来入学商戦向けに新ニット素材「ミラクルニット」を打ち出した。スクールスポーツでは主力ブランド「ビクトリー」で昇華転写プリントを活用した体育着や部活動ウエアのデザイン性の高さをアピール。「学校“らしさ”の実現」をテーマに、独自の商品力で学校のブランディングを総合的に支援する。

 制服の動きやすさやイージーケアへのニーズが高まる中、ストレッチ性を高め、より快適な着心地を実現するニット素材「ミラクルニット」を新開発した。抜群の伸縮性で動きやすく、着ていることを忘れるほどの軽さで、“制服の常識を変える”素材として新たに打ち出す。物性面でも耐久性や抗ピリング性などのニット特有の弱点を克服し、家庭洗濯にも対応する。織物調の見た目で柔らかく、美しい生地表面という特長を持つ。

 スクールスポーツは、主力の自社ブランド「ビクトリー」の体育着や部活動ウエアの拡販に力を入れる。自社設備の昇華転写プリントでは、「繊細なグラデーションカラーも表現できる」ことで、デザイン性の高さと豊富なバリエーションで学校独自の“らしさ”を提案する。防寒・防風性に優れ、軽量でかさばらないウオームアップウエアの「ピストレ」も、昇華転写プリントによる多彩なデザインと組み合わせることで、「選択肢も広がり、オリジナリティーを出せる」と言う。

 東京展は7月4~6日にJPタワーホール&カンファレンス(東京都千代田区)、名古屋展は7月11、12日に名古屋国際会議場(名古屋市熱田区)、福岡展は7月18、19日に電気ビル みらいホール&カンファレンス(福岡市)で開く。