伊藤忠商事/“次世代商人”めざす/新中期経営計画策定

2018年05月07日 (月曜日)

 伊藤忠商事は2日、2018~20年度の中期経営計画「Brand―new Deal(ブランニューディール)2020」を策定し、人々の豊かな営みに根差した身近な商人「次世代商人」を目指す。これに次世代の“商い”と“働き方”を組み合わせ、新時代の“三方よし”による持続的成長を見込む。

 「第二の創業」とも言うべき局面を迎えようとしているとして、時代の変化に対応して新技術を取り込み、総合商社の新たな形へと進化・変貌を遂げていく。

 基本方針は、「商いの次世代化」「スマート経営」「健康経営ナンバー・ワン企業」の3点。商いの次世代化では、全カンパニーによる新技術を活用したビジネスモデルの進化、ユニー・ファミリーマートホールディングスを起点とするグループバリューチェーンの価値向上、戦略的パートナーとの積極的連携による中国・アジアでのビジネス創出の加速――を図る。

 18年度の定量計画では、引き続き着実な基礎収益の成長を見込み、連結純利益で史上最高の4500億円を目指す。繊維は320億円(17年度比195億円増)の計画。