「HCR2017」/色柄豊富、若者へ提案/最新の介護ウエア紹介

2017年09月28日 (木曜日)

 介護関連の製品を展示する「第44回国際福祉機器展 HCR2017」が27日から29日まで3日間の日程により、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれている。国内外の約530社が出展し、ユニフォーム関連企業も機能性やデザインに優れた最新のウエアを展示する。

 介護ウエア関連では7社が出展。若者向けに色やデザインを工夫した商品が目立つ。明石スクールユニフォームカンパニーは主力の「ルコックスポルティフ」シリーズにドット柄のポロシャツを新たに増やした。女性が着やすいチュニックタイプも用意し、4色3型で提案する。

 住商モンブランは、「アシックス」などの差別化商品に人気アニメキャラクター「ミニオン」を加えた。オリジナルにも力を入れる。新商品のパンツは若者向けの細身のシルエットだが、動きやすいように股下をガゼット仕様にした。担当者は「軽くて、男女ともに使いやすい自信作」と話す。

 カゼン(アプロンワールド)は、新たに訪問介護用のバッグを投入した。A4判の資料やパソコンが収納できる。自転車で移動できるようにリュックサックとしても使える。

 トンボは、防水性に優れた介護ウエアを前面に紹介した。入浴介助の際に、防水エプロンが不要で、通気性も高い。人気商品のため今回、新色を追加した。主力ブランド「キラク」のけん引商品「ケアリュクス」シリーズにも新色を加えた。担当者は「多様化するニーズに応えたい」と力を込める。

 アウターに力を入れたのは、シーユーピー。ハリ感があるジップアップやかぶるタイプをそろえた。ブースも写真コーナーを設け、「一般の来場者にもアピールしたい」と言う。ナガイレーベンは、通気性と伸縮性に優れた「プロファンクションシリーズ」のデザインのバリエーションを増やした。フォークは10年以上前から提案するスクラブに特化し、担当者は「スクラブはフォークと言われるように定着させたい」と話す。