i f s t/伊藤忠Gとの連携強化へ/ローカル顧客拡大めざし

2017年04月19日 (水曜日)

 【上海支局】伊藤忠ファッションシステム(ifs)の現地法人で、衣類を対象とした検査機関、上海中紡伊紡織技術検験服務(ifst)は今後、伊藤忠グループとの連携を強化し、ローカル企業の顧客を増やしていく考えを示す。ローカル企業は短納期を求めるため、それに対応できる体制も整えていく。

 主力の内販向け試験は現在、7割が日系企業の製品で、3割がローカル企業の製品。昨年10月1日付で総経理にナショナルスタッフが就任するなど、現地化を進めており、今後はローカル企業の顧客の割合が高まっていきそうだ。

 同社は、ifsと中国紡織情報中心(CTIC)、上海中大科技発展の3社の合弁企業。近年は内販向け試験を中心に手掛けており、全件数の8割弱を占める。