伊藤忠、2社と協業で/AKB起用しECブランド/3年後30億円めざす

2017年03月16日 (木曜日)

 伊藤忠商事は協業による電子商取引(EC)新ブランドの立ち上げに合意した。15日、人気アイドルのAKB48グループの管理・運営会社AKS(東京都千代田区)、デザイン・企画のアナイスカンパニー(東京都港区)とAKB48グループを起用したECファッションブランド「ユーニードナウ」を展開することを発表した。3年後に売上高30億円(店頭価格ベース)を目指す。

 AKB48グループのメンバーがモデルを務め、15日にブランドサイトを立ち上げた。メンズ、レディース、そして帽子などの雑貨を扱う。「毎月、新しいコレクションを発表しさまざまなスタイルを提案していく」(アナイスカンパニーの上妻善弘社長)考えで、7月にはエドウインの「サムシング」ブランドと協業したジーンズの発売を予定するなど、伊藤忠が展開するブランドとのコラボレーションによる商品企画を視野に入れる。

 ファッション領域への進出でAKB48グループのファン層拡大を狙うAKSに対し、アナイスカンパニーがブランディングを企画。ブランド事業のほか、ECサイト受託事業でも新たなビジネスモデル構築を目指す伊藤忠の戦略が合致する形で、協業によるユーニードナウの設立に至った。

 モノ作りについても、アナイスカンパニーとともに、伊藤忠も担っていくという。