繊維ニュース

米奥蘭特国際会展の潘董事長に聞く/グローバルな展示会に/AFFのこれから

2024年04月11日 (木曜日)

 日本で開かれる繊維・ファッション関連の見本市で最大級の規模を誇る、「AFF(アジア・ファッション・フェア)」。2021年、中国最大の展示会会社である米奥蘭特国際会展(MEORIENT)が、AFFを運営する中紡広告展覧を子会社化した。今日11日までマイドームおおさか(大阪市中央区)で開催中の「AFF大阪2024春」に合わせて来日した同社の潘建軍董事長に、今後のAFFについて聞いた。

  ――MEORIENTの概要を。

 中国資本市場に上場している中国初、かつ現在唯一の展示会運営会社であり、「中国ナンバーワンの展示会会社」として知られています。米国、ブラジル、トルコ、南アフリカ、インド、ドイツ、オランダなど多くの国でさまざまな分野の展示会を主催してきました。

  ――21年にAFFの運営会社である中紡広告展覧の株式を購入し、子会社化しました。

 60%の株を購入しました。繊維・ファッション産業を通じ、日本市場、世界市場を開拓していくことが目的です。

 日本最大のアパレルOEM・ODM展示会として03年から開かれてきたAFF(前身のCFF含む)ですが、新型コロナウイルス禍では休止を余儀なくされました。22年は回復途上期、23年は本格的な回復期と言え、24年もさらに拡大させていきます。

  ――今後の方向性を。

 まずはグローバル化です。現状、AFFの出展者はほとんどが中国企業で、一部ASEAN企業があるぐらい。今後はアジア全体から出展者を募り、日本企業の出展も促していきます。開催場所も、日本だけでなくASEANなど世界に広げていきます。中国での開催も検討しています。

 専門化も図りたい。多くの繊維・ファッションの専門家に来場してほしいという意味です。そのために現状の大阪、東京で年に1回ずつという開催頻度を、来年はそれぞれ2回ずつに増やす予定です。春夏秋冬、年に4回ずつの開催という構想すら持っています。出展者を募集すればすぐに定員に達しますし、出展者からは「次はいつ開催ですか?」との問い合わせが多数届きます。それだけ意味のある展示会だということです。

 今は衣料品が主力ですが、帽子やバッグなどファッション雑貨を扱う企業の出展を増やしていき、総合化も図っていきます。

 6月には550ブースで構成する「AFF東京」が控えています。来場をお待ちしています。